2018/12/09

入院中の食べものの差し入れについて

「病院食は美味しくない」という声を聞きます。

特に海外だと、口に合わなかったり、日本食が恋しくなることもあるでしょう。


そのため「差し入れに食べものを」とお考えになる方が結構いらっしゃいます。
患者さんご本人からリクエストされることもあるようです。


ですが、入院中の方へ食べものを差し入れるのは基本NGです。

病院食も治療の一環です。


病状によって制限があるものもありますし
治療や検査に影響が出るものもあります。

また、外からの持ち込みは食中毒など衛生上の問題があります。


「病状が良くならず、調べたら差し入れの食べものが原因だった」
なんて話も結構あるあるです。


たとえ、患者さんのリクエストでも
ご本人が正しく理解されていないケースなどもあり、注意が必要です。
(ダメだと知ってるけどスタッフに隠れてコッソリと…なんてことも!)



また、病気の時は匂いに敏感になるので
食べものの匂いで体調を悪くされてしまうこともありえます。

ご本人が良くても他の患者さんの迷惑になることもあります。

隣室やたまたま通りかかった患者さんなど
意外と広範囲に影響が出るかもしれません。


海外の場合
日本人には美味しそうな香りでも現地の人には不快な臭いかもしれません。

実際、病院ではないのですが
普通の醤油煎餅で異臭騒ぎになったケースを知っています。



どうしても食べものを差し入れたいという時は
担当医に確認してください。

ただし
「訊いた時は許可が出たけど後に状況が変わりNGに」なんてことや
海外の場合は、食文化などの違いから
「(OKを出したものの)思ってたのと違った」なんてことも考えられなくはないので
やはり、食べものの差し入れは避けたほうが無難だと思います。


海外の病院食は日本と比べると大雑把に見えるかもしれませんが
実際は、量(カロリー)も含めてきちんと管理されています。


入院中の食べものの差し入れは様々な問題がありますし
差し入れの選択肢は他にもありますので
(特別な事情が無い限り)あえて食べものを差し入れるメリットはありません。


美味しい食べものは退院した時の楽しみに取っておきましょう。



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2018/11/12

インフルエンザ予防接種の正しい知識

以前、インフルエンザ予防接種の誤解という記事を書きましたが
いまだに間違った認識をされている方が多いので
新たな説明を加え、再度ご説明します。


  • インフルエンザ予防接種が原因でインフルエンザにはならない
インフルエンザ予防接種は不活化ワクチンのため、感染力はありません。
また、接種した方から周囲の方へ感染することはありません。

  •  予防接種は重症化・合併症のリスクを下げる
残念ながら、予防接種を受けても感染することはあります。
ですが、 重症化したり、その感染症で引き起こされる合併症のリスクを下げることができます。

  • 「今まで予防接種を受けなくても罹らなかった」方も予防接種は必要
 今まで罹らなかったのは、たまたま感染源に晒されなかったラッキーなケースです。

予防接種は個人を感染症から守る他に、事情があって予防接種を受けられない方や
抗体がつきにくい方たちを感染から守る役割もあります(集団免疫)。

ご家庭に小さなお子さん・妊婦さん・高齢者がいる方はぜひ接種してください。

妊婦さんは特に接種が必要です。
インフルエンザ予防接種は妊婦さんにも安全なワクチンです。
妊娠中に接種するとお腹の赤ちゃんも抗体を持つことができ、
生まれた後も赤ちゃんを感染症から守ることができます。

確かに、成分そのものは「危険」と分類されるものかもしれません。
ですが、重要なのはその成分より量です。
また、体は排出機能を持っているので、一生残ることはありません。

ワクチンが自閉症を引き起こすこともありません。

  • 卵アレルギーがあっても接種できる
一般的には卵アレルギーがあっても接種可能です。
ご心配な方・初めて接種する場合は念のためかかりつけ医にご相談ください。

  • 型が違っても一定の効果はある
ワクチンと流行している型が違っても全く効果がないわけではありません。
また、通常のインフルエンザワクチンは4種類のインフルエンザに対応できるようになっています。

  • 「免疫力」が高くても感染する
日常生活に気をつけても抗体が無ければ感染のリスクはあります。
そもそも、免疫力という言葉は正しくありません。



北半球と南半球では流行するインフルエンザの種類が異なる場合があるため、
ワクチンも違うことがあります。
そのため、南半球で受けた方が北半球に滞在する場合は再度接種が必要なこともあります。
インフルエンザ予防接種は1年以内に2回受けても大丈夫です。


ご心配・ご不明な点がありましたらご相談ください。



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2018/11/11

妊婦さんは特に予防接種を受けましょう

妊婦さんは感染症に罹りやすくなり、
また罹ると重症化することがあります。

妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんに影響するかもしれません。


妊娠中は受けられない予防接種もありますが
百日咳とインフルエンザの予防接種はぜひ接種しましょう。

この二つは妊娠中でも安全です。

詳しくはこちらをお読みください。


インフルエンザのピークは冬ですが
妊婦さんは年間を通して予防接種が推奨されています。


妊娠中に予防接種すると、お腹の赤ちゃんも抗体を持つことができ
生まれてからの感染症予防にも効果があります。


ご不安・ご不明な点がありましたらご連絡ください。




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2018/11/08

赤ちゃんの歩行器は必要か?

勘違いしている方もおられるようですが
赤ちゃんの歩行器は歩く訓練のための道具ではありません。

また、手が離せない時に入れて遊ばせておくものでもありません。

実際、目を離した隙に歩行器で移動して転倒したり
ぶつかって怪我をしたりという事故が起きています。

また、使い過ぎることによって身体の発達に悪影響が出ることもあります。


歩行器は必ず必要というものではありません。

事故・発達の観点から使用を禁止している国もあります。
オーストラリアでも使用しないよう通達されています。


使用する時は大人が必ず見守り、節度を守って使うようにしましょう。




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2018/11/06

流産は誰も悪くない

流産はそれ自体が辛いものですが
時期的に妊娠を周知されていない方が多いので
周囲の理解を得にくい・サポートを受けにくいという問題があります。

改めて「妊娠してました」と告白するのも辛いし
ならいっそのこと一切秘密に…と決めたら
普通を装ったり、いろいろ誤魔化さないといけません。


そして、流産してしまった方は自分を責めてしまいがちです。

日ごろの行いが悪かった
運動のし過ぎ
食生活の乱れ
あの時、こう思ったから、あれをしたから…


でも、初期流産はどんなに気をつけていても起こるときは起こります。

流産は誰のせいでもありません。


妊娠していたことを無理に忘れる必要もないし
「大丈夫」と思えるまで個人差があります。


話をすることで心が少し軽くなるかもしれません。

流産・死産のご相談も受け付けています。
ぜひご利用ください。




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2018/11/05

「食べ物で乳腺が詰まる」は嘘

「甘いもの・脂っこいものを食べると乳腺が詰まる」
という話を聞いたことがありませんか?

いまだに信じられているようですが、これは全くのデマです。


乳腺炎の原因で多いのは
赤ちゃんが上手に吸えてない、あるいは与え方が正しくないケース。

これらは、正しい授乳法のアドバイスを受けることで解決できます。


治療・服薬が必要なケースもあるので
自己流で治そうとするのではなく、専門家に相談しましょう。

特に、民間療法は害になる場合もありますので
ネットなどの情報を鵜呑みにしないようにしてください。



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海外旅行保険適応の医療通訳が可能です

オーストラリアの大都市では日本語で受診できるクリニック(GP)がありますが
全国にあるわけではありません。

アデレードにもそのようなクリニックはなく、私個人で医療通訳を承りながら
海外旅行保険が適応できないか模索していました。


残念ながら、アデレードでは日本語医療通訳の需要が少ないため
他市に既存するシステムの構築は難しかったのですが
別の形で実現することができました!



…というのが数年前のお話。


今度は、通訳者派遣会社とのネットワークができたので
私が都合がつかない時でも
海外旅行保険が適応になる通訳者の派遣が可能になりました。

こちらの会社は世界展開しているのと、医療通訳に限っていないので
他の国や、例えばビジネス通訳など医療以外の通訳者派遣もできます。


オーストラリアに限らず
通訳者が見つからないエリアにお住まいの方はご相談ください。



私自身も都合が合えば、医療以外の通訳も承っており
過去に、観光・ビジネス・インタビュー・イベントでの通訳のご依頼を受け
ご高評いただいております。




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