「健康とは、完全な 肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり
単に疾病又は病弱の存在しないことではない。 」
(※その後、改正案が出されましたが、いまだ改正には至っていません。)
これは
「身体面だけではなく
メンタル面も社会的にも完全でないと健康とは言えない」
ということ。
一見、素晴らしい定義に思えますが、これでは
「病気・障害があったら健康ではないのか?」という疑問が出てきます。
先天性の疾患・障害がある方は一生健康にはなれないのでしょうか?
慢性疾患やがんなどを患っている方は健康ではないのでしょうか?
私はそうは思いません。
疾患・障害があろうと
その方自身が健康だと思えば健康なのです。
例えば
人間ドックで、自覚症状が全くなく
日常生活にも支障のない診断名が付いたとします。
その途端に健康ではなくなるのでしょうか?
診断名が付く前と後で何か変わったでしょうか?
長生きができるようになった現代では
多くの方が何らかの問題を抱えるようになりました。
また、医学が進み
小さな異常も見つけられるようになりました。
「完全な状態」が健康というなら
この世に健康な方は存在しません。
つまり
健康とは「病気・障害との共存」「適応力」だと私は考えます。
健康の定義が変わる日も近いかもしれません。
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